007 資産除去債務の税務上の扱い
平成22年4月1日から資産除去債務会計基準が適用され、会計上、資産除去債務が割引現在価値で負債計上される。しかし、税務上は債務確定主義であるため、利息費用は損金不算入となる。したがって、当該会計基準の適用にあたり、税務上においては、別表上の加算と税効果の取扱いに留意する必要がある。また、税務上も会計に近づくための税制改正が必要なのではないかと思う。
ようこそお越し下さいました。
このページは、アリアメンバーが最新の業界情報についてアップロードしております。
経済情勢や基準等が目まぐるしく変化する昨今、少しでも参考にして頂ければ幸いです。
なお、文中の意見に係る部分は各メンバーの私見であり、法人の見解とは関係がありません。
平成22年4月1日から資産除去債務会計基準が適用され、会計上、資産除去債務が割引現在価値で負債計上される。しかし、税務上は債務確定主義であるため、利息費用は損金不算入となる。したがって、当該会計基準の適用にあたり、税務上においては、別表上の加算と税効果の取扱いに留意する必要がある。また、税務上も会計に近づくための税制改正が必要なのではないかと思う。
An accounting standard of asset retirement obligation has been newly applied since April 1st, 2010, and its amount recorded as debt is discounted to the present value on accounting basis. However, since tax law adopts the defined obligation principle, the interest generated by the obligation is not deductible from taxable income. Therefore, we need to pay attention to the treatment of addition on the attached sheet of tax return and tax effect accounting when we consider the application of this accounting standard. On the other hand, we consider that the tax system requires some revision in order to step closer towards the accounting.
※ブラウザの設定環境をご確認の上、ご覧ください。
※请在确认好浏览器的设定环境后,进行浏览。
资产清理债务的会计基准从2010年4月1日开始适用,在会计上,资产清理债务以折现的现在价值计入负债。但是,因为税务是债务确定主义,所以利息费用不计入损金。因此,在适用此会计基准时,税务上,有必要留意附表上的加算和纳税影响的处理。为了与会计相接近,税务上的税制改正也应该被认为是有必要。
ASBJ(企業会計基準委員会)の公表しているプロジェクト計画表が4月12日に更新された。会計基準コンバージェンスの加速化を反映し、従来は年1回の更新であったが、今後は随時更新していくこととされている。
本年中に公表予定の基準等は企業結合、無形資産、財務諸表の表示(包括利益)、公正価値、退職給付、1株当たり利益の6つ。来年以降に継続するプロジェクト数は、新たに追加された排出権を含めて15。未了の論点はまだ多い。
今後も会計基準や開示情報は難化が予想されるが、公認会計士試験合格者の一般企業への就職が進まない現状において、個人投資家や関係者への周知がうまく図られていくのか気になるところである。
Accounting Standards Board of Japan (ASBJ) renewed the schedule of an announced project on 12th April, 2010, in which they renew accounting standards. Renewal took place only once in a year, but from now more frequent renewals are planned whenever necessary, reflecting acceleration of convergence on accounting standards.
Standards to be renewed in this year are business combination, ntangible assets, presentation of financial statements (comprehensive profit), fair value, retirement benefit, and earnings per share. Continuing renewal projects in and after the next year are 15, including emission credit which has been newly added. There are still many issues left to argue.
Accounting standards and information for disclosure are expected to become more complicated in the future.
Considering the situation where it stays difficult for those who passed the CPA exams to get a job in general companies (not in audit corporations or accounting firms), we are wondering if individual investors and related parties will get well informed of those renewals.
※ブラウザの設定環境をご確認の上、ご覧ください。
※请在确认好浏览器的设定环境后,进行浏览。
日本企业会计基准委员会公布的工程计划表在4月12日得到了更新。一直以来是一年更新一次,今后将是随时更新,由此反映出会计基准的收敛正在加速。
今年预定公布的基准有企业兼并、无形资产、会计报表的表示(全面收益)、公正价值、退休支付、每股利益6个。加上新近追加的排除权,明年以后继续的工程数有15个。还有很多未完成的论点。
今后会计基准和公开信息的难度也是可以预想的,但在公认会计师考试合格者难以到一般企业工作的这种现状下,此举被认为能够很好地把信息传达给个人投资者和利益相关者。
平成22年3月17日、企業会計基準委員会は実務対応報告第26号「債券の保有目的区分の変更に関する当面の取扱い」を、適用期限であった平成22年3月31日で廃止することを決定した。
一昨秋における金融市場の混乱を背景に、国際会計基準審議会が「金融資産の保有目的区分の変更」を公表したことに伴い、日本においても債券の保有目的区分の変更に関して当面の取扱いが示されていたが、当実務対応報告第26号の適用事例が少数に留まっており、最近の経済環境下においては必要性が乏しいことなどを理由に最終的に廃止が決定されたようである。
また、保有目的区分の変更を行った場合には、その後の事業年度以降も残高が存する限り当該変更に関する追加情報の注記が求められていたが、適用期間満了後はこの注記は求められなくなった。
上記当面の取扱いの廃止により、従前通り売買目的有価証券に分類した債券を満期保有目的債券へ変更することは認められなくなるなどの影響が生じるため留意されたい。
On March 17, 2010, Accounting Standards Board of Japan decided to abolish the Accounting Standard, its Implementation Guidance and Practical Solution 26 on tentative treatment of change in category of bonds on March 31, 2010, which was an application deadline.
In the context of crisis in financial markets since fall in 2008, International Accounting Standards Board announced the change in category of financial assets. Accordingly, a tentative treatment of change in bonds had been announced. However, as few application of this had been seen and necessity of this application is low under this economic condition, they came to conclusion of this abolition.
Besides, when the category was changed, a note of additional information on its change was required as long as the balance existed even after the fiscal year when the change was made.
However, this note will be unnecessary after the application deadline.
Due to this abolition of tentative treatment, it will not be allowed to change in category of bonds categorized in “marketable securities” into “securities held to maturity”.
※ブラウザの設定環境をご確認の上、ご覧ください。
※请在确认好浏览器的设定环境后,进行浏览。
2010年3月17日,企业会计基准委员会决定在适用期限的2010年3月31日取消实务对应报告第26号「关于债券的持有目的区分的变更的当前处理」。
在前年秋天金融市场混乱的背景下,在国际会计基准审议会公布了[金融资产的持有目的区分的变更]的同时,日本也公布了关于债券的持有目的区分的变更的当前处理。但是因为此实务对应报告第26号的适用事例仍然是一个少数,在最近的经济环境下,没有必要等,最终被决定取消。
而且,在进行持有目的区分的变更时,只有在以后的事业年度里余额存在的情况下,才要求注解关于此变更的追加信息,但在适用期间到期以后,就不要求注解了。
由于上述当前处理的取消,像往常一样的,从交易性证券到持有至到期证券的变更,将不再被允许。所以应留意由此而产生的影响。
平成20年11月28日に、企業会計基準第20号「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準」及び企業会計基準適用指針第23号「賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準の適用指針」が公表されており、原則として、平成22年3月31日以後終了する事業年度から適用される。
本会計基準制定の趣旨は、賃貸等不動産の扱いについて、国際会計基準IFRSとのコンバージェンスを図ることを目的としている。本会計基準において、賃貸等不動産は、賃貸収益又はキャピタル・ゲインの獲得を目的として保有されている不動産とされており、貸借対照表計上額を従来と同様の原価ベースで評価する一方、時価情報の注記を求めている。
賃貸等不動産の範囲としては、自らの事業運営のために所有しているホテルなどは、賃貸等不動産には該当しないが、遊休不動産や時間貸しの駐車場などは、賃貸等不動産に該当するとされている。
なお、注記する時価については、観察可能な市場価格に基づく価額をいい、市場価格が観察できない場合には、合理的に算定された価額で注記することも認められている。