086 IASBがワークプランを更新
2011年9月30日、IASB(国際会計基準審議会)は、IFRSのワークプランを更新した。
本年9月中に予定されていた「収益認識」の再公開草案は、2011年の4Q(10月以降)に延期となり、「リース」の再公開草案に関しても、2012年前半の予定となった。両基準ともに、最終基準化は、2012年の後半とされている。
議論に議論を重ねた再公開草案がどのようなものになるか、周囲の期待は高い。
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2011年9月30日、IASB(国際会計基準審議会)は、IFRSのワークプランを更新した。
本年9月中に予定されていた「収益認識」の再公開草案は、2011年の4Q(10月以降)に延期となり、「リース」の再公開草案に関しても、2012年前半の予定となった。両基準ともに、最終基準化は、2012年の後半とされている。
議論に議論を重ねた再公開草案がどのようなものになるか、周囲の期待は高い。
IASB updated its work plan on September 30th 2011.
The issuance of the second exposure draft of “Revenue” which was originally planned during September of this year was postponed till fourth quarter (after October) of this year. Besides, the second exposure draft of “Lease” will be issued in the beginning of 2012. Both standards are planned to be finalized in the late 2012.
Expectation towards the second exposure draft of the two standards is high because they have been arguing the matters for a long time.
東京証券取引所が2011年7月29日に公表した「上場会社における業績予想開示の在り方に関する研究会報告書」では、業績予想開示の重要性の見直しがなされ、上場企業の業績予想開示を任意とする方向で検討を行っている。また、非開示とする場合の理由の如何も問われないこととなる。
ほとんどの上場企業は決算短信において、業績予想を開示するが、業績予想として開示した数値が予想から乖離する可能性が高くなった場合、業績修正開示が必要となるなど、その作成にあたっては事務負担が大きくなっている。
一方、開示情報の受け手である投資家は企業の業績予想開示を重視し、自らの経済的意思決定に役立てることができる。また、会社側も自社の成長予想を数値で表すことができるというメリットもある。
このように、業績予想開示は投資家と企業とのコミュニケーション手段の一つとも考えられるため、業績予想開示については、企業側に費用と効果の比較考量が求められるであろう。
“Report on the disclosure of earnings forecast of listed companies” announced on July 29 2011 by Tokyo Stock Exchange reports that earnings forecast should be voluntarily disclosed. And also, it says that they do not ask for any reason of why earnings forecast is not disclosed.
Most companies disclose earnings forecast in the brief report of financial statements. It is a burden that they have to disclose adjusted earnings forecast every time it becomes highly possible that formerly disclosed earnings forecast could differ from the newly estimated earnings forecast.
On the other hand, investors use the forecast to make their investing decisions and companies could see in number how they will grow in a year.
Earnings forecasts are considered as one of the communication tools between companies and investors. Therefore, balance between cost and benefit should be taken into account by listed companies.