049 減価償却とIFRS(仮訳)
国際財務報告基準財団(IFRS財団)は、2010年11月19日付で、
教育文書(Occasional Education Notes)として、「減価償却と
IFRS(Depreciation and IFRS)」を公表し、その仮訳を企業会計
基準委員会が12月3日に公表した。
今後、IFRSの適用を考えている企業がIAS第16号を適用するに
あたって参考となるであろう情報が含まれる。以下の内容について
述べられており、もし興味があれば仮訳・原文ともに参照されたい。
・固定資産の構成要素ごとの会計処理について
・残存価額の明示的な見積りについて
・耐用年数の明示的な見積りについて
・減価償却方法の多様化について
現在の日本の会計実務では、固定資産の減価償却について法人
税法で規定する耐用年数、残存価額、償却方法が用いられることが
多い。今後IFRSへと移行するにあたって、それらのことを企業が独
自に決定していく必要がある。企業や監査人には多くの「判断」が
求められ、多くの負担を強いられることになると予想されることから、
徐々に準備を進めていきたいものである。
当法人でもIFRSの出版物「実務に使えるIFRS完全導入ガイド
(CD-ROM付)」の刊行等に携わっており、もし興味があれば、以下
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