051 東証「IFRS準備状況に関する調査結果」を公表
東京証券取引所は11月15日、東証の全上場会社を対象としたアンケートをまとめた「IFRS準備状況に関する調査結果」を公表した。
調査結果によれば、強制適用が見込まれる2015年 ~2016年3月期に向けて準備を始めている会社が約3分の2、未だ準備を始めていない会社は約4分の1である。任意の早期適用を検討しているのはわずか6%である。
ところで、国内では、現在も日本電波工業に続くIFRS早期適用会社は無いが、早期適用を予定する会社は出始めている(住友商事、日本板硝子)。しかし、上記のとおり任意の早期適用を検討している会社はほとんどないことから、これらが開示されれば貴重な先例となっていくと考えられる。