055 「四半期財務諸表に関する会計基準(案)」等の公表
平成22年12月22日、企業会計基準委員会より、「四半期財務諸
表に関する会計基準」及び「四半期財務諸表に関する会計基準の
適用指針」並びにこれらに関連する企業会計基準及び企業会計基
準適用指針の改正に関する公開草案が公表された。
今回の改正(案)は四半期報告の大幅な簡素化を図ることが主な
目的であり、その主な内容は以下のとおりである。
・第1・第3四半期会計期間におけるキャッシュ・フロー計算書を省略
できる。なお省略した場合には減価償却費及びのれん償却額の金
額を注記する。
・注記事項の削除(表示方法の変更、簡便的な会計処理の記載、
1株当たり純資産額、発行済み株式総数等、ストック・オプション関
係)
・その他注記、記載内容の見直し
四半期報告制度においては適時性・迅速性が求められることから、
投資者の意思決定のための重要な情報が確保されることを条件に、
このような簡素化には一定の意義があるものと思われる。