080 監査・保証実務委員会報告第83号「四半期レビューに関する実務指針」の改正について
平成23年7月8日、日本公認会計士協会より表題の件が公表された。平成23年4月1日以後開始する連結会計年度(事業年度)に係る四半期連結財務諸表(四半期財務諸表)の四半期レビューから適用されることになる。
①比較情報に係る四半期レビュー手続きの取扱い
過年度の四半期情報等が修正再表示された場合などには、その情報が適切に表示及び分類されているかどうかを判断しなければならないことになる。
②四半期レビュー報告書の記載
第1・第3四半期の四半期連結キャッシュ・フロー計算書の作成等が任意になったことで、その作成の有無により、四半期レビューの対象にキャッシュ・フロー計算書が含まれるか否かが変わることになる。
また、(1)四半期レビューの対象、(2)経営者の責任、(3)監査人の責任、(4)監査人の意見(結論)とこれまでと同様に4つに区分されるが、(2)~(4)についてはそれぞれ表題が付されることになり、その記載内容がより明瞭でわかりやすくなるだろう。