095 企業会計審議会で経団連がIFRSに関する調査結果を報告
金融庁、企業会計審議会総会・企画調整部会の合同会議が平成24年2月29日開催され、社団法人日本経済団体連合会で実施したアンケート調査結果「IFRSに関する調査結果の概要」の報告が行われた。
この中で、実業界等からIFRSの適用は「連結財務諸表に絞るべき」、「当面任意適用を継続して状況の変化を見極めるべき」、「強制適用を行うとしても対象企業を限定して行うべき」といった現実的な意見が多かったようである。
また、原則主義への対応としては、裁量の幅が大きくなる分、「企業と監査人との意見が対立し、調整が難航するケースも想定される」という運用面の懸念や、「監査人には、必要に応じて、また、可能な範囲でガイドライン作成等の適切な対応を行うなど最大限の努力を求める 」といった監査人への要望も含まれていたようである。
次回の開催は3月29日の予定である。