026 公認会計士試験改正案の骨子固まる
金融庁は7月30日に「第9回公認会計士制度に関する懇談会」を
開催した。公表資料では「公認会計士制度に関する懇談会中間報
告書(案)」が示され、この中で会計プロフェッション資格の創設がう
たわれている。
新資格名称は「財務会計士(仮称)」である。今後細部の調整等
を経て正式に決定されることとなるが、位置付けは旧試験制度の会
計士補に近い。なお、監査証明業務は従来どおり公認会計士の独
占業務である。
改正の検討は試験合格者の就職浪人、企業内会計士、会計士業
務のグローバル化等の様々な考慮事項がある中でなされてきた。
時代を反映した改正としては、試験科目にITと英語が新たに加わる
見込みである点が興味深い。