2012.01.23 IFRS新着情報 ASBJが『単体財務諸表に関する検討会議』に関連する項目を審議
平成24年1月10日、企業会計基準委員会(ASBJ)は、「単体財務諸表に関する検討会議」に関連する項目の検討において、以下の内容について、審議を行いました。
①無形資産
②企業結合
③退職給付
④包括利益
①②④については、長期間の審議を経ても、基準の改正のコンセンサスが十分に得られないことから、当面、現行を維持し、①開発費について費用処理、②のれんについて償却処理、④包括利益は単体においては表示しない方向としました。
③については、未認識項目の負債計上に関して、連結上の取扱いは、改正(未認識項目を負債計上)を検討する方向としましたが、単体上は、①②④と同様の理由により、現行を維持する方向としました。
我が国におけるIFRSの適用は延期されたものの、依然IFRSの改正は進んでおり、我が国の会計基準へ及ぼす影響は大きく、IFRS及び我が国の会計基準の動向について、今後も注目です。
以上