2012.03.27 IFRS新着情報 国際会計基準(IFRS)任意適用の流れ
2015年3月期におけるIFRSの強制適用はないという自見庄三郎大臣の見解を受け、IFRS導入を遅らせる上場企業も少なくはありません。
一方で、国際競争力やグローバル化の流れをうけ、IFRSの任意適用を行う企業もあります。平成24年2月29日には、日本たばこ産業株式会社が、IFRSの任意適用について、IFRS適用による連結業績予想の試算も含め開示しております。
IFRSを適用することで、主に、のれんの償却停止、固定資産償却方法を定率法から定額法へ変更、そして物流事業売上高の収益認識の調整等により、営業利益は3,650億円から4,460億円へ営業利益がプラスにシフトする試算です。
日本基準もコンバージェンスされていく中、国際競争力やグローバル化を考えると、今後もIFRSの任意適用をする上場企業は増えてくるのではないでしょうか。
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