2012.06.26 IFRS新着情報 国際会計基準審議会が作業計画表を更新
2012年6月14日、国際会計基準審議会(IASB)はプロジェクトにおけるさまざまなデュー・プロセスの予定時期を更新し、最新の作業計画表を公表しました。
そのなかでも、MoUプロジェクト(リース及び収益認識)の時期が明確にされました。
リース … 再公開草案の公表時期は、2012年の第4四半期の予定 (2012年下半期からの変更)
収益認識 … 2011年11月に公表の再公開草案に寄せられたコメントの検討が、2012年第4四半期まで延期された (当初は2012年第3四半期)
一方、日本では金融庁は、IFRSの適用に関する企業会計審議会総会・企画調整部会合同会議を開催し、国際会計基準(IFRS)への対応のあり方についてのこれまでの議論(中間的論点整理)(案)を公表しています。その中で、日本基準は、高品質で国際的に遜色のないものとなっているが、会計基準の国際的な調和に向けた努力を継続していく必要があるとうたっています。
個人的には国際会計基準はいまだ完成途上にあり、日本は国際会計基準へのコンバージェンスを続けながら状況を見守っているように見えます。日本の国際会計基準の強制適用への道はまだ遠いと感じます。