2012.07.10 IFRS新着情報 IFRS(国際会計基準)への対応のあり方について「中間的論点整理」を公表
2012年7月2日に、企業会計審議会から「IFRS(国際会計基準)への対応のあり方についてのこれまでの議論(中間的論点整理)」が公表されました。
これは、昨年6月からの企業会計審議会で進められてきたIFRSへの対応のあり方について、その主な議論を中間的論点整理として、公表したものです。
中間論点整理のほとんどの論点では、委員会で意見の隔たりがあり、最終的な結論は見えていません。しかし、IFRSの影響の範囲を連結財務諸表に留める連単分離や、中小企業等への影響を限定させるなど、いくつかの点では、ある程度の方向性がみえつつあります。
この中間論点整理の中では、今後も、国内でのIFRS任意適用の実績を積上げつつ、IFRSの適用のあり方について、十分に検討すべきとしています。
そして、2012年7月3日には、松下忠洋金融相は「(米国や欧州に)後れを取ることがないように対応をしていきたい」と述べております。そのため、予定されていた公表が遅れている米国証券取引委員会(SEC)の米国でのIFRSの適用のあり方の発表が、日本にも大きな影響を与えるものと思われます。