2012.09.11 IFRS新着情報 IFRS任意適用を最近公表した企業
IFRS(国際財務報告基準)の任意適用は10社となりましたが、8月にはまた新たにホンダ、セイコーエプソンは2015年3月期をメドにIFRS任意適用することが新聞で報じられました。
IFRS導入の主な理由として、ホンダは、海外拠点を含むグループ内で会計の物差しを統一し、経営管理の効率化などにつなげることが挙げられています。
また、既にIFRSを導入しているドイツのフォルクスワーゲン(VW)やダイムラーなど欧州企業と、決算情報の比較可能性が高まる点も、大きなメリットになると考えられます。
一方、セイコーエプソンは、グループ企業97社のうち75社は海外にあるため、グループ企業がIFRSに統一することで、各事業のコストや収益などの比較や管理が容易になるとみています。
日本は、米国と同様にIFRS強制適用の判断を先送りしていますが、このような有力企業がIFRS任意適用を決めることで、IFRS導入の結論も早くにまとまるのかもしれません。
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