2012.11.13 IFRS新着情報 EUから見たIFRSへの取組状況
EFRAG(注)とIFRS財団評議員会は、10月11日に、IFRSに係るEUの観点について議論を行うための会議を開催しました。
その時のEU委員のスピーチは、日本公認会計士協会により仮訳・公表されています。
その中で気になったこととしては、次のような発言が見られた点です。
「米国では、SECはさらに数か月を必要とすると公表しましたが・・・EUの忍耐には限界があり、不満が増大しています。」
「米国と日本がもたもたしている一方で、他の国々(中国、インド、ブラジル、ロシア、韓国)は益々関与しています。」
このように、EUでは、米国と日本の作業の遅れに苛立ちを隠していません。
日本は米国(FASB)に追随することになると思われますので、IASBとFASBの動きには今後も目が離せないですね。
(注)
EFRAG:欧州財務報告諮問グループ。参考URLはこちら