2013.05.14 IFRS新着情報 国際会計基準への対応
平成25年4月23日、企業会計審議会総会・企画調整部会合同会議で国際会計基準への対応について議論されました。主な意見は、以下の通りです。
・単体開示のあり方については、企業負担の軽減に向け、どのような対応が可能か、検討を行う。開示負担・単体の取扱いについては、単体開示の廃止・抜本的簡素化が必要。
・IFRSの適用に関しては、投資する際の利便等を踏まえ、市場開設者において、IFRSを適用する市場と日本基準を適用する市場とを区分することについて検討してほしい。
・IFRS任意適用要件について、海外に子会社がない企業についてもIFRSの使用を認めてほしい。
現行の日本では、分配可能額の算定根拠が単体にあることから単体の開示は今後も残るのではないかと考えられるますが、適用の要件や市場の区分など企業の選択の余地を広げることも有用と思われます。
日本経済も上向いていることから、IPOは増加傾向にあります。今後、証券市場が更に活発になる時に向けて、日本の企業が世界から資金調達をスムーズにできるよう、早い対応が望まれます。