2013.07.30 IFRS新着情報 IFRSエンドースメント手続計画の検討
企業会計基準委員会は、平成25年7月10日(水)に行われた第268回企業会計基準委員会において、IFRSのエンドースメント手続の計画が検討されました。
主な計画の概略は下記の通りです。
○IFRSエンドースメントに関する作業部会の設置
IFRS、日本基準に精通した作成者、利用者、監査人などを構成員とする方針となっており、7月25日に委員の構成案が出されています。
○エンドースメントされたIFRSの開発方法
IFRSの個別基準をエンドースメントする際の判断基準は、会計基準に係る基本的な考え方や実務上の困難さ、周辺制度との関連を勘案して、決定される予定です。
具体的には、IFRSと日本基準との差異の分析を基に、IASBが設定した個々の会計基準等を削除または修正していくことになります。
IFRSエンドースメントのスケジュールとしては、IASBにより平成24年12月31日までに公表された会計基準につき、ASBJによるエンドースメント手続の完了目標を、個別基準の検討の開始から概ね1年とされています。