華やかなカーレース世界の裏話
2023.08.22
皆様
お初にお目にかかります。
監査法人アリアの後藤と申します。
今年は例年以上に暑い日が続いていますが、夏バテなどされていないでしょうか。
暑い夏が来ると、私はいつも自分の過去の出来事を思い出します。本日は少しばかり私の変わった過去について紹介させていただきます。
20年前ほど前のことですが、実はプロのレーサーを目指して自動車レースの世界にいました。
自動車レースは乗り物を操作するだけの楽なスポーツと思われがちですが、実際には非常に過酷なスポーツです。特に夏場のレースは過酷だったので、毎年思い出されます。
ご存知の方も多いかと思いますが、レースをするときにはヘルメットを被り、レーシングスーツを着て自動車に乗り込みます。そして、このスーツが防火用で分厚いため、非常に暑いんです。これに車内が高温になることも相まって(もちろん車内にクーラーはついていませんよ!)、長時間のプロのレースではレース直後に意識を失う選手もいるほどです。
また、ハンドルは普通の自動車と異なりパワーステアリング等のアシスト機能が付いていないので、かなり重くなります。同様にアクセルやブレーキ、クラッチなどのペダル類もアシスト機能がないので、踏むのにそれなりの力が必要です。
そして、カーブを通過する度に自分の体重と同じ重さの遠心力(1G)が体(特に首)にかかります。ちなみに普通の自動車ではいくら飛ばしても、1Gの遠心力がかかることはありません。
外からは楽なスポーツに見えるかもしれませんが、実はドライバーはヘルメットの中で苦悶の表情を浮かべながら、時速200kmオーバーでライバルと競い合っているんですよ。
皆様、本日のトピックはいかがだったでしょうか。本日は普段とは異なる話題の紹介となりましたが、少しでも自動車レースに興味を持っていただけたら幸いです。
では、まだまだ暑い日が続きますが、暑さに負けず頑張りましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
こちらは富士スピードウェイFJ決勝レースで2位を獲った時の写真です(ブログ編集者より)