諸先輩の格言
2024.08.09
はじめまして、6月にアリアに入所しました菊池と申します。
齢(よわい)58、気がつけば会計士業界に身をおいて34年が経ちました。
私自身、プライベートではSNSなどとは無関係な生活のため、このブログ執筆の依頼を受け、さてさてなにを書こうかと過去のブログを見ておりました。
しかし皆さんの魅力的なテーマ選びとのびのびした表現に、世代のギャップを痛感しています。。
とはいえマネしようとして高望みしてもムリなものはムリ、ということで今回は少々お硬い話をしようかと思います。
私が試験に合格して監査法人に入所したのは1990年、時まさにバブルの華やかな時代でした
広末涼子が主演した『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』という映画、ご存じの方いらっしゃいますか?まさにあんな感じで、監査業界も荷物が重けりゃタクシーで、クライアントからは度々の宴席のお誘い、テッペン超えるまで飲んで帰りはタクシーチケットで、といった、今となっては夢のような生活をしていました。
そんな中、ゆえあって入所2年目から証取法監査(今で言う金商法監査)クライアントのインチャージをさせて頂く機会に恵まれました。
アリアで監査業務にたずさわり、その頃のことを思い出しているうちに、いくつか印象に残る諸先輩方の言葉がありました。そのうちの1つを記録にとどめておくためにも皆さんと共有しておきます。
その方は見えない場所にホウキを逆さに立ててるようなタイプで、全くソリは合いませんでした。しかし、会計士としては今でも尊敬している上司の言葉です。
『1回目は前回と全く同じことをやり、2回目はそれを早くやる。そして3回目は前やってたことにケチをつける』
どんな仕事でも同じですが、初めてやる業務はわからないことだらけです。
そんな中、1回目は前やっていたことをとにかく漏れなくやる。これは、先達は理由があってやっていたことだから、少々ヘンだな?と思ってもとりあえずそのとおりにやる。
「切らさない」、「漏らさない」、これが大事なのだと
2回目は準備をし、前回『?』と思っていたところは解決させたうえで手際よく、時短を目指す
そして3回目は前のやり方にケチをつける
そのココロはというと、「ケチがつけられるほどにその業務に精通しなさい」、「知識も技術もクライアントとの関係も構築しなさい」ということでした。
思い出バイアスがかかっていますので、どれほど届くかはわかりませんが、私にとって最も印象に残っている言葉です。
長文お付き合いいただきありがとうございます。
…プライベートのパートナーとディズニー行った話はまた機会があれば…